オブジェクトやデータの参照
Dashcombでは、内部データの参照や変更を柔軟に行うことができます。このセクションでは、オブジェクトのデータを外部から参照する方法を説明します。
Dashcomb が保持している内部データ
Dashcomb の管理画面は、柔軟な設定を行うことができるように内部データを保持しています。
内部データは、以下の種類があります。
1. 画面全体の共通データ
ユーザーのログイン状態や、グローバルな定数値として作成したオブジェクトを保持しています。
インスペクター メニューのグローバルオブジェクトから、利用できるオブジェクトを確認できます。
2. 画面上に配置されたコンポーネントのデータ
Dashcombでは、画面上に配置されたコンポーネントごとにJavaScript オブジェクトを生成し、内部データとして保持しています。
オブジェクトのプロパティには、ユーザーが入力した内容や、表示・非表示などのコンポーネントの状態が含まれています。
インスペクター メニューのコンポーネントオブジェクトから、画面上で利用できるオブジェクトを確認できます。
3. データソースから取得したデータ
外部データベースやAPI エンドポイントから取得したデータも、内部データとして保持されます。
インスペクター メニューのデータオブジェクトから、利用できるオブジェクトを確認できます。
内部データとして利用できるオブジェクトは、インスペクター メニューに表示されます。
{{}}
構文
{{}}
構文Dashcomb の管理画面では、設定内容にJavaScript の式を含むことができます。その際、JavaScript の式は {{}}
で囲む必要があります。
{{}}
で囲まれた部分はJavaScriptの式として評価され、その値がDashcombの機能の中で利用されます。
以下は、{{}}
の構文を利用する例です。
2つのInput コンポーネント( input1, input2 )の入力値の合計を表示する
{{}}
で囲んだ部分はJavaScript の式として評価されるので、演算子を用いることができます。
ログイン中のユーザー名のあとに、敬称 をつける
{{}}
で囲まれた部分のみがJavaScript の式として評価され、それ以外の部分は文字列として扱われます。
セレクトボックスで選択されたオプションの値の合計値を求める
{{}}
で囲むことで、値を返す関数を利用することもできます。
たとえば、複数選択可能なSelect コンポーネントで選択されたオプションの合計を、reduce()
を用いて求めることができます。
{{}}
を入れ子にして使うことはできません。
また、{{}}
に文を入れることはできません。
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